三重県のJR紀勢線で6月17日、運転士の意識が低下し、列車が2度にわたり非常停止していたことが分かりました。
JR東海によりますと、17日午後1時半ごろ、松阪市のJR紀勢線の徳和駅を出発したワンマンの普通列車が、直後に非常停止しました。
安全確認をした上で運転を再開しましたが、その40分後、津市の高茶屋駅で所定の停止位置を70メートル過ぎて再び非常停止しました。乗客およそ30人にケガはありませんでした。
いずれも運転士の意識が低下し、運転の操作がない場合などに作動する安全装置によって非常停止していて、運転士は「記憶がない」と話しているということです。
JR東海が、運転士の健康状態の確認などを進めています。